深夜にメールが届きました。
差出人は、Appleで件名には「Your Apple ID has been suspended」と記載されており、日本語で「Apple IDがロックされている」とのこと。
どうしてApple IDがロック？っと確認のためについメールに記載されたリンクをタップしてしまいそうになりますが、それはやめましょう。
なぜならこれは、Appleを装ったフィッシング詐欺メールだからです。
今回届いたフィッシング詐欺メールの内容についてご紹介します。
メールのタイトル「Your Apple ID has been suspended」
差出人が「Apple」で、メールのタイトルは、英語で「Your Apple ID has been suspended」と記載。
日本語に訳すと「あなたのApple IDは、一時停止されました」
え！？何が起こったのだろうと焦ってしまいますよね。
メール本文もすべて英語なので、余計に不安になりました。
実際のメールに記載された本文は、以下のとおりです。
メール内容(英語)
Dear Customer,
We recently failed to validate your payment information, therefore we need to ask you to complete a short verification process in order to verify your account.
> Click here to validate your account information
Failure to complete our validation process could have an impact on your Apple ID status.
Wondering why you got this email?
This email was sent automatically during routine checks. We are not completely satisfied with your account information and require you to update your account to continue using our services uninterrupted.
For more information, see our FAQ.
We Apologize for any inconvenience caused
Apple Customer Service
メール本文内にリンクがあるので、とりあえずクリックしてしまいそうになりますね。
メール内容をGoogle翻訳で調べた結果が以下のとおりです。
メール内容(日本語)
お客様各位、
最近、お支払い情報を確認できませんでした。
そのため、お客様のアカウントを確認するために、簡単な確認プロセスを完了するように依頼する必要があります。
>ここをクリックしてアカウント情報を確認してください
検証プロセスを完了しなかった場合、お客様のApple IDステータスに影響を与える可能性があります。
なぜこのメールを受け取ったのだろうか？
このメールは定期的な確認の際に自動的に送信されました。
当社はお客様のアカウント情報に完全に満足しているわけではなく、引き続きサービスを継続的に使用するためにアカウントを更新する必要があります。
詳細については、FAQを参照してください。
ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます
Appleカスタマーサービス
日本語翻訳なので、日本語が少しおかしいところがありますが、アカウント情報いわゆるApple IDの情報を確認してほしいとのこと。
ここでついメール本文内のリンクからApple IDとパスワードを入力してしまいそうになりますが、それは危険なのでやめましょう。
なぜなら、送信者の目的は、あなたのApple IDを乗っ取ることです。
フィッシング詐欺メールの手口
なぜ私のApple IDが狙われたのか・・・と心配になりますが、そうではなく不特定多数に一斉に同じメールが送信されています。
注意ポイント
- Appleを装って「あなたのApple IDが乗っ取られているためアカウントを停止した」と警告メッセージと偽る
- 緊急性のあるメールを装って、ユーザーに考える時間を与えない
- メールに記載されているURLからApple IDにサインインするよう促す(架空のAppleサイトが表示）
- Apple IDとパスワードを盗み取る
iPhoneを使用していないユーザーへもメールを送信するぐらい不特定多数にメールは届いています。
URLをタップして架空サイトへ飛んでApple IDやパスワードを入力しなければ、問題ありません。
メールを開いただけでは何も起こらないのでご安心を。
万が一、Apple IDとパスワードを入力してしまった場合は、早急にApple IDのパスワードを変更してください。
詐欺メールの対策
1度このような詐欺メールが届くと、残念ながらまた詐欺メールが届く可能性が高いです。
しかも次は、Appleを装ってではなく、amazonや楽天に装ってあなたを騙すメールが届くかもしれません。
騙されないためにも対策を考えましょう。
ポイント
- メールアドレスを変更する
- メール内のURLからログインしない
- メールの件名を調べる
詐欺メールが送られたアドレスをブロックしたとしても、様々なアドレスで相手は送信してくるのであまり意味がありません。
なので、メールアドレスを変更できるのであれば、メールアドレスの変更が詐欺メールが届かなくなる対策だと言えます。
たとえ詐欺メールが届いても騙されなければ、ただのメールです（たくさん届くので嫌ですが）
日頃からメールに記載されているURLからログインしない癖をつけましょう。
どんなに緊急性のあるメールでも「下記のリンクよりログイン確認してください！」と記載されていてもURLからログインしてはいけません。
よく利用するサイトであれば、お気に入りやブックマークなどに登録しておいて、公式ページへアクセスしてログイン確認しましょう。
アプリからログインできるのであればアプリから確認しましょう。
本物のメール？偽物？とわからない場合は、メールの件名をコピーしてGoogle検索するのもいいかもしれません。
こういった詐欺メールは不特定多数に一斉送信しているので、X(Twitter)などにも同じような人がいるかもしれません。
必ず次また同じようなメールが届くので対策をとりましょう！
まとめ
詐欺メールは、深夜や早朝に届くことが多いです。
朝寝ぼけている時のメールチェックで騙されないようにしましょう。
メールを開いただけなら問題ないので、メールを削除しましょう(誤ってURLをタップしないためにも)
またこういった詐欺メールが届いたら、家族や友達に共有するのがいいかもしれません。
情報共有することで、意識が変わるかもしれませんね。
最後まで、ありがとうございました！
