Appleを装ってメールを送ってくる詐欺メールが多発しています。
今回届いたメールは、「Appleに関するお知らせ」というタイトルのメールでした。
結論から言うと、このメールは、Apple IDを盗み取るフィッシング詐欺メールです。
この記事で紹介する内容は、以下のとおりです。
この記事のポイント!
- 「Appleに関するお知らせ」メール内容公開
- 「Appleアカウントの異常通知」メール内容公開 追記
- 詐欺メールの手口と狙いは?
- 騙されないための対策は?
今回届いたメール内容と、詐欺メールに騙されない対策方法をご紹介します!
もくじ
タイトル「Appleに関するお知らせ」
今回届いた詐欺メール内容は?
先日、Appleを装った詐欺メールが届きました。
今回届いた詐欺メールの内容は、以下のとおりです。
メール内容
タイトル【Appleに関するお知らせ】
アップルをご利用いただき誠にありがとうございます。
システムによる定期的なチェックの結果、お客様のアカウントについて再認証が必要となりました。
【認証手順】
当社の公式ウェブサイトにアクセスしてください。
メールアドレスを認証してください。
画面に表示される指示に従い、必要な手続きを完了してください。
【注意事項】
このメールを受信してから48時間以内に認証を完了してください。
そうしない場合、お客様のアカウントは一時的に凍結される可能性があります。
敬具
アップル株式会社
カスタマーサポート部
上記は、届いたメール本文と全く同じ内容を記載しています。
メール本文内にある「メールアドレスを認証してください。」がリンクになっており、架空サイトへと誘導します。
よくみると怪しいメールに見えますが、年々メール内容が巧妙になっています。
こういった詐欺メールの狙いは、どういった手口なのかをご紹介します。
詐欺メールの手口と狙いは?
架空サイトへと誘導されると、Apple IDとパスワードの入力を求められます。
上記は、偽物のApple IDログインページと本物のページです。
本物ページは、大きなAppleロゴがありますが、いずれ偽物も同じようなアイコンが配置されるかもしれません。
手口として、緊急性のあるメールを不特定多数にメールを送信します。
早くログインしないとアカウントが使えなくなると記載してあれば、ユーザーは慌ててログインしてしまいます。
この架空サイトは、偽物のAppleページとなっているので、Apple IDとパウワードを入力すると、盗み取られてしまいます。
Apple IDとパスワードを盗み取ることで、アカウントを乗っ取り不当に買い物をしたり、クレジットカード番号などの個人情報が盗み取られてしまいます。
決して、Apple IDとパスワードを入力してはいけません。
万が一入力してしまった場合は、Apple公式ページよりパスワードの変更をしましょう。
追記:タイトル「Appleアカウントの異常通知」
届いたメールのタイトルとメール内容は?
新たに【重要】Appleアカウントの異常通知というタイトルのメールが届きました。
メール内容は、以下のとおりです。
【タイトル】
【重要】Appleアカウントの異常通知
【本文】
Appleをご利用いただき誠にありがとうございます。
システムによる定期的なチェックの結果、お客様のアカウントについて再認証が必要となりました。
【認証手順】
当社の公式ウェブサイトにアクセスしてください。
Apple Storeにサインイン
画面に表示される指示に従い、必要な手続きを完了してください。
【注意事項】
このメールを受診してから48時間以内に認証を完了してください。
そうしない場合、お客様のアカウントは一時的に凍結される可能性があります。
敬具
アップル株式会社
メールの本文は、ほとんど同じ内容なので、おそらく同一犯の犯行かと思います。
また今後もタイトルを変更して送信してくるかもしれませんね。
クレジットカード情報を盗み取る狙い
試しに架空サイトに適当な文字を入れてログインしてみました。
ある程度の文字を入れると画面が切り替わるようです。
ログインしたフリをしたところ、クレジットカード情報を求める画面となりました。
相手は、Apple IDとパスワードを盗み取り、そしてクレジットカードの個人情報も狙っているのがわかります。
絶対に入力してはいけません。
詐欺メールに騙されない方法
絶対にメールに記載のURLからログインしてはいけない
詐欺メールに騙されない方法は、簡単です。
メールに記載されているURLからログインしないことです。
よく使うサイトなどは、ブックマークやお気に入りなどに登録しておきましょう。
そして、どんな時もメールのリンクからログインして確認するのではなく、ブックマークやお気に入りなどから開いてログインするようにしましょう。
これだけで架空サイトへと誘導されることはありません。
たとえ本物のメールでも、メールに記載されいるURLは開かずに、ブックマークやお気に入りまたはアプリなどから開いて状況を確認できるはずです。
慌てずに対処しましょう。
TwitterやGoogleで検索する癖をつける
このメールは本物?偽物?とわからない場合があります。
無視しておいてもいいのですが、本物だったらそれは面倒なことになりそうですね。
そんな時は、そのメールのタイトルやメール内容またはキーワードをTwitterやGoogleで検索してみましょう。
詐欺メールの場合、相手は不特定多数に一斉にメールを送っています。
なので、同じような人がTwitterでツイートしている可能性が高いです。
またよくある詐欺メールなどは、ブログやニュースなどで紹介されていることが多いです。
迷ったら検索!
これが本物か偽物かを見極める簡単な方法です。
その他の詐欺メール関連
詐欺メールは、Appleを装った詐欺メールだけではありません。
いろんな企業やサービスに装ってメールを送ってきます。
いくつか当ブログでも記事を作成していますので、いくつかご紹介します!
Amazonを装った詐欺メール
下記の記事は、Amazonを装った詐欺メールを紹介しています。
これも理由をつけてAmazonにログインするように促してきます。
同じくAmazonのアカウントを狙った手口です。
Amazonを装った詐欺メールが1番多いような気がします。
Amazonであれば、アプリなどでも状況を確認できると思いますので、メールのURLからログインするのはやめましょう!
関連記事:「アマゾンからのお知らせ」メールアカウントが乗っ取られる詐欺メールなのでご注意
楽天を装った詐欺メール
次は、楽天市場を装った詐欺メールです。
楽天を装った詐欺メールもAmazonと同じくぐらいよく届く詐欺メールだと思います。
下記の記事でもメール内容を紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。
関連記事:「楽天アカウントがロックされています」という楽天を装うフィッシング詐欺メールが届いた!
まとめ
詐欺メールが1度届くと、残念ながら次も必ず届きます。
こういった詐欺メールは、夜中から朝方にかけて届くことが多いので、朝のメールチェックの時はご注意ください。
寝ぼけているとついメール内のURLから開いてしまいます。
メール内のリンクを開かなければ、どんな巧妙な詐欺メールでも騙される心配はありません。
よく利用するサイトは、ブックマークやお気に入りに登録しておいて活用しましょう。
最後まで、ありがとうございました!
カテゴリー:フィッシング詐欺